AgeAI、介護施設2拠点で音声会話AIの長期実証実験を開始
〜介護付有料老人ホーム「トラストガーデン本郷」とデイサービス「一期一笑」で、入居者・利用者との日常会話を検証〜
AgeAI株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三上玄、以下「AgeAI」)は、2026年7月より、介護付有料老人ホーム「トラストガーデン本郷」(東京都文京区)および「一期一笑 在宅ケアグループ」(運営:エンジョイ株式会社、東京都東村山市)の2拠点において、高齢者の認知機能維持をサポートする音声会話AIサービスの長期実証実験を開始しました。本年1月・3月に実施した実証実験の結果を踏まえたもので、入居形態の異なる2つの介護現場で、会話機会の創出と介護職員の負担軽減の効果を長期的に検証します。

ヘッドセットを着けてAIとの会話を楽しむご利用者(一期一笑にて)
背景:介護現場の「会話」をめぐる課題
高齢化が進む日本では、介護人材の不足が深刻化する一方、認知症高齢者は増加を続けています。介護の現場では、認知症のご入居者との繰り返しの会話や、難聴の方への声かけなど、コミュニケーションにかかる職員の負担が大きく、「ご本人と向き合う時間を十分に取りたくても取れない」という声が多く聞かれます。会話の機会が減ることは、ご高齢者の孤独感や認知機能の低下にもつながりかねません。
AgeAIは、東京大学発の脳科学研究を背景に、高齢者と自然に対話する音声会話AIサービスを開発しています。AIが日常会話の一部を担うことで、ご高齢者の会話機会を増やしながら、職員が「人にしかできないケア」に集中できる環境づくりを目指しています。

タブレットの画面で会話内容を確かめながらAIと話すご利用者(一期一笑にて)
長期実証実験の概要
本実証は、2026年1月(トラストガーデン本郷)および3月(一期一笑)に実施した実証実験において、ご高齢者のAI会話への受容性と現場オペレーションへの適合性が確認されたことを受け、長期での効果検証に移行するものです。
【実施場所・開始日】
・トラストガーデン本郷(介護付有料老人ホーム/東京都文京区) 2026年7月5日〜
・一期一笑 在宅ケアグループ(デイサービス等/東京都東村山市) 2026年7月4日〜
内容: ご入居者・ご利用者とAIによる日常的な音声会話を継続的に実施し、(1)会話機会・発話量の変化、(2)認知機能維持への寄与、(3)介護職員の業務負担の変化を検証します。
本サービスは、イヤホンやスピーカーに接続したスマートフォンやタブレットだけで利用できるシンプルな設計で、介護施設に普及している既存のタブレット端末からすぐに始められることが特長です。

居室でスピーカーを通してAIと会話するご入居者(トラストガーデン本郷にて)
今後の展望
入居型施設と通所型施設という異なる介護環境での長期データを蓄積し、現場ごとに最適な運用モデルを確立してまいります。実証で得られた知見をもとにサービスの改善を重ね、介護施設への本格導入と全国展開を目指します。